レーシックの原理
日本人の殆どの人が近視で悩んでいるようです。眼鏡をかけている人も沢山いますし、普段眼鏡をかけていない人であってもコンタクトレンズをしています。
でも、これらの器具を使わずに視力を元に戻す方法は他にないのでしょうか?
最近、話題になっているレーシックという言葉を御存知でしょうか?
レーシックとは高確率で近視を治す事ができる手術方法です。
簡単な手術で視力が2.0までに回復する驚きの方法。それがレーシックです。
ではレーシックはどの様にして視力を回復させるのでしょうか?
近視とは元々、毛様体の筋力が衰え遠くの像をうまく結像出来なくなる症状です。
毛様体の緊張が緩みきらず、その結果網膜よりも手前で結像してしまう現象です。
従ってレーシックにより角膜を削り、屈折率を変えることでうまく網膜で結像するように調整します。
実際のレーシックの原理としてはまず、ケラトームと呼ばれるもので角膜の上皮細胞を剥がしてやり、そこにレーザーを照射することで角膜実質を削り、その後再び派がした上皮細胞を被せてやる手順となります。
上皮細胞は再生しますが、角膜実質は再生しませんので一度レーザーで削ると再び近視が起こることあまりありません。
この様にレーシックはレーザー技術が発達すると共に急速に発達した技術であると言えます。
レーザー技術は今、めまぐるしく進歩しています。
従って、最新の設備機器を使用している病院で治療を受けることが成功率を上げる一番の手段ではないでしょうか?
勿論、執刀医の技術だって伴っていなくてはなりません。
レーシック手術を受けるならば信頼ある病院で受けましょう。
レーシックの歴史
今や眼鏡、コンタクトに継ぎ、第3の近視治療方法となったレーシック。多くの人がこの言葉を耳にしたことがあることでしょう。実際にあなたの周りにもこのレーシック治療を受けた人がきっといることと思います。
この様に急激に治療が増えたレーシックですが、ごくごく最近開発された治療方法です。
元々1990年ギリシャの眼科医が開発したこのレーシックですが、その5年後にはアメリカでエキシマ・レーザーが認可され急激に普及し始めました。
しかしながら、角膜剥離技術の歴史となると結構古くまで遡ります。
角膜手術が行われ始めたのは1860年代で、当時は水晶体を摘出して矯正する手術はあったようですが、この年代頃から角膜手術が注目され始めたようです。
1950年代からは角膜にナイフで切り込みを入れて屈折率を変える手術が行われたようですが、コンタクトレンズの普及によりその後は行われなくなったようです。
その後、フッ素ガスとアルゴンのガスレーザーであるエキシマ・レーザーが開発され一気に普及し始めました。
レーザーはそれ以前までのダイヤモンドナイフにくらべ正確に照射出来ることに加え、角膜への影響も少なく大変注目されています。
現在に至っては更に多くの最新技術が開発され、他の人に比べて角膜が薄い人や、激しい運動をする人に向いているエピレーシックなど、多くのレーシック治療が開発されております。
この様に歴史は浅くとも、技術がめまぐるしく発達したレーシック手術。
近視で悩んでいる人は一度専門家に相談してみたらどうでしょうか?